出生前検査
当院では、出生前検査として、NIPT、妊娠初期超音波+コンバインド検査、クアトロテスト、羊水染色体検査を行っています。
診断は、出生前検査に欠かせない、日本超音波医学会認定「超音波指導医・専門医」、日本人類遺伝学会・日本遺伝カウンセリング学会認定「臨床遺伝専門医」の両資格を有する副院長をはじめ、専門性と経験のある医師が行います。
NIPT
NIPTとは、妊娠10~16週に採血を行い、21トリソミー(ダウン症候群)、18トリソミー、13トリソミーについての可能性を調べるスクリーニング検査です。
妊娠10週以降に妊婦さんより採血を行い、血液中に浮遊している胎盤由来の染色体が細かく分解されたもの(cfDNAといいます)を分析して結果を出します。
NIPTは精度の高い検査ですが、染色体疾患の可能性の高さを判定しているにすぎません。
検査結果が「陽性」の場合には、羊水検査や絨毛検査が必須となります。
認証にともない、2022年9月26日 から「 NIPT等の出生前検査に関する情報提供及び施設(医療機関・検査分析機関)認証の指針」に沿ってNIPTを開始します。
当院かかりつけの妊婦さんで、検査をご希望の方は外来受診時に医師またはスタッフにお申し出ください。
また、他院に通院中の妊婦さんでも、当院で検査を受けていただくことが可能ですので、多くの妊婦さまにご利用いただきたいと考えています。
検査をご希望の方はお電話にてお問い合わせください。
NIPTについてよりくわしく
※検査を希望される方は、同意書・問診票をご記入の上、来院時に持参願います。
NIPT同意書・問診票
※医師などから動画資料を閲覧するようお話しのあった患者さまは、下記よりアクセスしてご覧ください。
動画視聴外部リンク
妊娠初期超音波+コンバインド検査
妊娠初期超音波+コンバインド検査とは、超音波断層検査と母体血清マーカー測定を組み合わせることにより、胎児染色体異常のリスクを算出する非確定的検査です。
妊娠初期超音波断層検査による 観察項目(NT、鼻骨、三尖弁逆流、静脈管血流の観察)に加え、母体血清マーカー(PAPP-A、hCG)測定を併用することで、超音波検査のみの場合と比較しより高精度に胎児染色体異常(ダウン症、18トリソミー、13トリソミー)のリスクを算出することができます。
妊娠11~13週6日までの妊婦さんでご希望の方に実施しています。
費用は約40,000~50,000円となります。
くわしくはこちらをご覧ください。
NIPTを行われた上で、妊娠初期超音波+コンバインド検査をおこなわれる場合には、セット料金価格(10,000円割引)にて本検査をご提供いたします。
妊娠高血圧症候群スクリーニング検査
「妊娠初期超音波+コンバインド検査」を受けられる方には、同時に妊娠高血圧症候群のスクリーニング検査(妊娠高血圧症候群になりやすいかどうかを予測できる検査)も追加料金のご負担なく、セットで行なっています。
検査は「採血」、「血圧測定」と「超音波断層検査での子宮動脈血流測定」を行ない、妊娠高血圧症候群発症の可能性を確率で知ることができます。
40歳以上の妊婦さん、体外受精にて妊娠された方、過去に妊娠高血圧症候群を発症したことのある妊婦さん、または妊婦さんの母親や姉妹で妊娠高血圧症を発症された方がいる場合には、今回の妊娠中に妊娠高血圧症候群を発症する可能性が高くなる場合がありますので、本検査を受けられることをおすすめします。
本検査のみをご希望の方の費用は20,000円となります。
クアトロテスト
15~16週前半で採血を行うことで、染色体異常の有無を確率で算出する検査です。
クアトロテスト事前説明確認書ダウンロード
羊水染色体検査
羊水穿刺および染色体検査の目的は、胎児の染色体異常を診断するためです。妊娠16週以降実施できます。